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zoom RSS 今週の漫画「ナイン」

<<   作成日時 : 2008/01/30 13:59   >>

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 今回紹介する漫画は、”ラブコメ青春派野球漫画”(なんじゃそりゃ…。)とでも言えるでしょうか、あだち充先生の初期の代表作のひとつ「ナイン」です!

 

 私ドラ焼き!はこの「ナイン」が大好きなんですよね〜!!とうとう紹介できて嬉しいですね☆

 「ナイン」はあだち充先生の初期の代表作と言える作品で、その後の代表作「タッチ」やその他の作品のプロトタイプ的な作品とも言える名作です!
 それまでのあだち先生の作品は原作者がいる場合が多く、自分のカラーが話の流れに出ることはあまりなかったのですが、この作品で初めてあだち先生のキャラ設定や力の抜けたコメディタッチの柔らかい雰囲気などが確立したと言ってもよいと思います。

 簡単にあらすじを紹介すると、主人公「新見克也」くん(なんと中学陸上短距離(100m及び200m)の記録保持者!!)と友人「唐沢進」くん(中学柔道県大会個人優勝経験あり!!)が入学予定の高校である青秀高校の野球部の試合を見学した際、ヒロインである「中尾百合」ちゃんと出会う(というか、見つけるという感じ?)ことから話が始まります。
 その際、清秀高校はコールド負けするのですが、それを見ていた百合ちゃんは涙を流します。それを見ていた新見くんと唐沢くんは百合ちゃんの笑顔を見るべく、野球部に入部することにするのです。
 その後、全国中学野球大会優勝投手の「倉橋永二」も加わり、あだち先生らしい”青春ラブコメ”が野球部の活動を通して展開していくんですね〜☆

 野球漫画として描かれていますが、さすが少女漫画も描いていたあだち先生らしい可愛らしく力の抜けたタッチで、従来の野球漫画にはない雰囲気を作り出しています。
 野球部をベースにしていますが、決して”熱血”になることはなく、あくまでもラブコメが中心の柔らかい雰囲気の作品に仕上がっていますね☆

 私ドラ焼き!はあだち先生特有のなんとも言えない”くすぐったいような微妙な恋愛感情”の描写がとても好きなのですが、代表作「タッチ」よりもこの「ナイン」の方の描写の方がグッときちゃうんですよね〜!
 ま、ラブコメのお約束で主人公の新見くんとヒロインの百合ちゃんは恋人同士になるのですが、そこに至るまで、そしてそこに至ってからの二人の距離感や感情描写が非常にいいのです!
 いかにも”青春”という感じの甘酸っぱいようなくすぐったいような感じなんですね〜☆読むとホントなんとも言えない気持ちになりますね☆

 さて、この作品の面白さについてちょっと独り言、です。
 もう結構前述しちゃってますが、この漫画の面白さのポイントは大きく言って2点あると感じてます。
 まず1点目ですが、「主人公新見くんとヒロイン百合ちゃんの関係の描写」ですね!
 基本的にはその美貌と控えめだけどもシンの強い性格を併せ持った百合ちゃんにベタ惚れの新見くんと、中学時代に陸上競技のヒーロー的存在だった新見くんに憧れていた百合ちゃんとが恋人同士になることは(ラブコメのセオリー上も)当然のことなのですが、その流れがとっても微妙なバランスで、心地よい感じなのです!
 当初は(当然ですが)克也くんは百合ちゃんが自分のことを好きであることを知らず、恋のライバルでもあり、野球部のライバルでもある「山中健太郎」くんが出現することで大いに落ち込んだりします。
 が、早い段階(第2話)で百合ちゃんが新見くんに好意を持っていることが読者には明かされ、読者はその時点で今後二人はどうなっていくのかという期待感を持ちます。
 そして、その後主に野球部の活動を通して二人は急接近していくことになりますが、主人公とヒロインが恋人同士になっていくという展開自体は正直”ベタ”な一方、(ここがあだち先生の素晴らしい所なのですが)その恋人に至る経過や恋人になってからの関係の描写がとても独特です。
 直接的なことば(「好きだ」とか「愛している」とか)はほとんど使わず、好意を示してはいるものの直球ではなく微妙な含みなどを持たせた言葉で語らせたり、微妙なジェラシーの態度や言葉、誠意を示す言葉など言わば”間接的な表現”を駆使して、読者に男女間の微妙な恋愛感情や感情の起伏を微妙なバランス感覚で提示するという描き方をしているんですよね!(新見くんが他の女の子と二人きりで山小屋にいたことを聞いた後の百合ちゃんと新見くんの会話とか!)
 しかし、ここぞという場面でははっきりと好きだということを示すこともします!この辺の緩急というか、バランスが絶妙なのです!この辺があだち先生の非凡なテクニックと私は感じますね〜。

 また、第2点としては、「主役たちの周りを固める脇役陣の魅力」ですね!
 新見くんの友達の唐沢くんを初め、全中優勝投手でありながらお父さんに野球を禁止され腐っていた倉橋くん、新見に憧れていた陸上少女・雪美ちゃん、新見くんの恋と野球の両方のライバル・山中健太郎、その山中の弟で雪美ちゃんに好意を持っている二郎、百合ちゃんのお父さんの中尾青秀高校野球部監督など、多数の魅力的なキャラが揃っています!
 基本的に今後のあだち先生の作品のキャラ構成にも影響を与えたと言ってもいいくらい、魅力的なキャラが揃っています!各キャラがとても個性的で、彼らを主人公に据えた話も数話ある位です。
 「ナイン」はこれらの魅力的なキャラのおかげで、主人公とヒロインのラブコメという枠を越え、”青春群像劇”的な要素も大いに含むことになっています!これも非常に魅力的な点ですね〜!
 個人的には唐沢くんのエピソードとなる「愛のスケッチブック」がお気に入りですね〜☆爽やかでありながらなんとも切ない話です!

 また、新見くんの誠実さや百合ちゃんの控えめさの描写や、「好かれたから好きになるんじゃない。好きだから好かれたいんだ。」に代表されるような”名言”が多いことも魅力の1つですよね!

 ぜひこの名作、読んでほしいですね!「タッチ」であだち先生に触れた方もぜひこの「ナイン」もチェックしてみてくださいね☆





好かれたから好きになるんじゃない
         好きだから好かれたいんだ







この名作・ラブコメ青春派野球漫画をぜひ読んでみてください!!
(コミックス全5巻、文庫版全3巻です☆)
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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
オイラも「ナイン」好きですよ〜ん。
オイラが「ナイン」を知ったのはアニメのが先なので、アニメのが印象が強いんですよね。

たしか三部作だったような?夏休みとかにテレビで見た記憶があります。

「タッチ」より「ナイン」のが好きだな〜。
kasokaso
2008/01/30 18:34
 kasokasoさん、コメント
ありがとうございます!!
 
 アニメもやっていましたね〜(^^
百合ちゃんの声優が石原真理子だったり
安田成美だったりして、結構話題にも
なりましたね☆
 仰る通り三部作でフジテレビで
放映してましたね〜。
私も見てました☆
 DVD化して欲しいアニメの一つです
よね!
 漫画もいいですが、アニメもいいですよね!

 私も「ナイン」の方が印象が強いんですよね〜(^^ 
バランスのよさは「ナイン」の方がいい感じがします☆

 またたまに来てくださいね〜(^^ 
ドラ焼き!
2008/01/31 10:09

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