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zoom RSS 今週の漫画「青春少年マガジン1978〜1983」

<<   作成日時 : 2009/06/29 17:42   >>

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 またまたかなり更新が遅れてしまいまして、申し訳ありませんでした〜m(_ _)m
 今週紹介する漫画は、小林まこと先生が自らの青春時代(デビュー時期頃)を描く自伝的漫画である「青春少年マガジン1978〜1983」です!

 みなさんご存じ、「1・2の三四郎」や「柔道部物語」で有名な漫画家「小林 まこと」先生が、久しぶりに週刊少年マガジンに短期集中連載を行った作品がこの漫画ですね!
 週刊少年マガジンの創刊50周年の記念企画として連載された作品で、小林先生の新人賞獲得&デビューから最初の連載である「1・2の三四郎」の連載終了までをメインとした自伝的な作品に仕上がっています。
 自伝的な作品である事から、実際には1978〜1983の期間外の内容も少々含んでいますね。
 小林先生のデビュー、連載中の苦労、漫画家仲間との絆、親友との別れなどが濃密に描かれており、話数は少ないですが非常に中身の濃い内容となっています!

 さてさて、この漫画の魅力・見所についてですが、この漫画の見所はとにかく次の4点に尽きると言っていいと思います!

@ 漫画家としての希望に満ちた作者の当時の心境
A 「1・2の三四郎」を初めとした作者の代表作が作られた経緯が分かる。
B 漫画家の過酷さを詳細に、赤裸々に語っている。
C 新人3バカトリオを中心とした仲間の漫画家との絆と別れ 

 まず第1点目は、漫画家としての希望に満ちた作者の当時の心境が活き活きと描かれている点ですね!
 出版社に恐る恐る漫画の持ち込みをして面白いと言われた時の嬉しさ、体調不良でボロボロの際に新人賞に入選したとの連絡を受けての驚喜(体調不良すら全快)、大物漫画家に会った時の感動、単行本が出た際の印税額の大きさへの驚き…。
 全てが”漫画家としての新鮮な体験”であり、そうした体験を通しての希望に満ちた高揚感のようなものがこの作品からは感じられるんですね〜〜。
 見ているこちらから見ても、その高揚感、興奮が身近に感じられる内容になっていて、非常に興味深い内容になっていると感じますね!
 特に漫画家の方や漫画家になりたかった方には身近に感じられて、共感を得られるんじゃないかなぁと感じます!
 ま、もっとも小林先生は漫画界の勝ち組なので、”勝ち組”としての経験になっちゃうんですけどね〜。でも小林先生の構成の巧みさと絶妙なギャグのおかげで、ともすれば自慢話になってしまう可能性もある内容を上手く面白さに昇華しているという印象を受けますね。さすが小林先生ですよね!

 第2点目としては、「1・2の三四郎」を初めとした小林先生の代表作が作られた経緯がこの作品を通じてよく分かる事ですね!
 デビュー作である「1・2の三四郎」を初めとして、小林先生には珍しいシリアス漫画「シロマダラ」やネコのマイケルを中心に据えたショート漫画「What's Michael?(ホワッツ マイケル?)」の制作の発端等が描かれていて、ファンにとっては非常に興味深い内容になっているんですねぇ〜。
 それらの作品を制作するにあたっての苦悩やなぜ創作されたのかという裏事情が記されていて、ホント興味をそそられます!
 個人的にはシロマダラ」の制作にあたっての話が特に興味深かったですね〜。
 小林先生の作品は栗原良幸氏の影響がかなり強いんだなぁと強く感じちゃいましたよ。 その辺の事情がギャグを絡めつつも、詳しく語られている事もこの漫画の面白い所ですよね!

 第3点目としては、漫画家としての過酷さを赤裸々に描いているという点ですね!
 ま、作者の自己弁護のような部分も感じられますけどね…。
 漫画家は孤独でキツイ仕事である、という事が作者を初めとして新人3バカトリオである小野新二氏、大和田 夏希氏の体験や発言を通して赤裸々に語られています。
 その命を削るキツイ仕事に携わった結果、小野氏と大和田氏はその名の通り命を削る事になってしまうのですが、そうしたエピソードを通して、漫画家の過酷さ、孤独さが詳細に描かれているのです。
 これは漫画家という職業に興味を持つ者にとっては、とても興味深い内容と言えるでしょう。
 漫画家という職業の華々しい部分だけではなく、厳しく辛い部分も自らの体験等を通してしっかりと描いていて、ギャグが多いこの作品に”シリアスな面”を注入していると感じます。
 こうした記載からは、作者の漫画に対する真摯な感情もかいま見え、とても印象深いですね!(ま、おちょくっていると感じるような面もなきにしもあらず、ですが…。)

 第4点目は、最もこの漫画の核となる面白さの部分と言えると思いますが、小林先生、小野氏及び大和田氏の新人3バカトリオを中心とした仲間の漫画家との当時の絆と別れが活き活きと描かれている点でしょう!
 この点がこの作品の最も”言いたかったであろうテーマ”であり、最高の見所と言えます。(ちなみに、小林先生も漫画家になって最も良かった事として、”仲間が出来たこと”と答えている位です。)
 前述の新人3バカトリオとの出会いと絆、他の同年代漫画家との交流や交友関係がホント活き活きと描かれています。なんともいい雰囲気というか、同業者としての親近感や同年代である安心感のようなものが感じられ、何とも言えない良い関係が描かれています。
 私ドラ焼き!はこうした信頼関係というか、友情関係に弱いんですよね〜〜。
 そうした打算等がない友人関係というか、楽しそうな関係ってホント羨ましいと感じてしまうんですよね〜〜。(って私がかなり寂しい人間みたいに見えますね(^_^;))
 この辺の描写が何とも言えません。まさしく作者の青春時代の1ページ(なんじゃそりゃ。)という感じです。
 特に新人3バカトリオとの関係は、まるで三四郎虎吉馬之助の関係のようなライバル関係であり、遠慮が不要な気の置けない関係でもあるというある意味理想的な関係と感じました。この作品からはそうした関係への作者の愛情や慈しみの感情がかいま見えており、ホントに心温まるいい雰囲気が感じられます。
 小林先生は「1・2の三四郎」でも見られるような”男同士の微妙な友情関係”を描くのが上手いですが、自らの交友関係でも非常に上手く描いていると感じましたね!
 ホント羨ましい関係です。

 そして、親友とも戦友とも言える友人との別れの描写です。
 詳しくは書きませんが、ここからも小林先生の仲間に対する思い入れの深さが見えて、なんとも言えなくなります
 小林先生は週刊少年マガジンからの依頼を受けるにあたり、早くして急逝した自分の親友クラスの仲間をどうしても紹介したかったのではないかと感じます。
 週刊少年マガジンの想い出を語れというならば、どうしても自分が週刊少年マガジンで連載していた当時に一緒に本誌を支えていた大事な仲間もみんなに伝えたい、後世へ伝えたいという気持ちだったのではないかと感じます。
 この辺からも小林先生の仲間に対する愛情を感じますね!小林先生の漫画に登場するキャラ(三四郎など)を地で行っているなぁ〜とドラ焼き!は感じちゃいますね!

 こうした魅力の他、小林先生のおなじみのギャグセンスも炸裂しており、小林まことファンのみならず、初めて小林作品に触れる方にも非常に楽しめる作品に仕上がっていると思います!
 ぜひ皆さんもご一読あれ!

 なお、この単行本は早くもプレミアが付きつつあります。(2009.6.29現在。アマゾン等にて。)発行部数が少ないからなのかな〜??
 興味の出た方はぜひお早めにお求めくださいね!




新人3バカは俺一人になってしまった…





この作品は名作です!ぜひご一読ください!
 「1・2の三四郎」及び「1・2の三四郎2」も面白いですよ!

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